【SDGsを考える Vol.2】環境の為に何を食べる?「わたしと野菜と肉と」
Category : LIFE STYLE
2020 / OCT / 28 by MIKI TAKEDA(Tailor Bijoux)
人の生活に身近であるほど、生産や提供の裾野は広く、環境への負荷をかけていることもあります。先日の記事で京都を訪れた際、ヴィーガンメニューやレストランが充実しているということに触れましたので、今回はわたしたちを取り巻く「食べ物」についての視点からSDGsを考えてみようと思います。
畜産業が地球に与える影響
膨大な量の土地、飼料、そして水が必要な畜産業。また、畜産業のCO2の排出量は人為的な温室効果ガスの約15%にのぼることから、環境負荷が問題視されています。ドイツ、デンマーク、スウェーデンなどの国では食肉税が検討されており、その焦点は今挙げた環境リスクと肉中心の食生活による健康リスクです。
菜食ブーム
そういった背景から菜食中心の生活にシフトする方も近年では多くみられるようになりましたが、食関連の言葉にはただでさえグルテンフリーだのマクロビオティックだの色々な言葉があるのに、特に野菜周辺の言葉は多すぎて正直よくわからない!ここで下記サイトから表をお借りし、総復習してみましょう。しかし、ここで一番大事なことはあくまでも環境や自らのために人間自身が決める態度が「菜食主義」に集約されているということでしょう。
引用元 : http://animal-liberator.net/animal-liberation-lab/tag/ヴィーガン・ベジタリアンの種類/
Point!
動物目線で描かれているのでドクロマークが人間が食べるという意味を示しています。ということは純粋な菜食主義者である「ヴィーガン」とは、肉、卵、乳製品、魚介類、加工食肉、いずれも食べないということになるのですね。無い無い無い、ばかりだとじゃぁ何食べているのよ!と思われるかもしれませんが、野菜はもちろんのこと、小麦やふすまなど穀物を使ったパンやクッキー(ただしバターや牛乳、卵が入っていない)、それにお米は食べられますし、フルーツやナッツ、ポテトチップスなども大丈夫ですね。
Point ! 大豆ミートを試してみた話
筆者は昨日スーパーで購入した大豆ミートを食べてみたのですが、「美味しい」と問われたらまさに微妙。大豆もすきなので個人的に不味くは無いんだけど、肉と比べてしまったら美味しいとは言えず、強いて言えば「大豆ミートを食べていることに意義を感じる」といった具合でした。ただ、料理側としては肉を冷凍しておいて食べる時に解凍して焼く、みたいな手間もいらないところが高ポイント。肉好きのパートナーに食べさせたら「まっずい!」と言われかねそうだけど…。
要は「頭で料理を味わいたい」「肉にこだわらず効率的にタンパク質を摂取する」と考えたら、筆者は大豆ミートでも大丈夫なタイプかも。乾燥タイプもあるそうで、タンパク質を手軽に保存しておくのに便利そう!今度使ってみようと思っています。
究極に環境に優しいのは「オーガニック(無農薬)で地産地消の野菜を使ったヴィーガンフード」!?
さて、ここで最初のテーマに戻ってみると、わたしたちの食生活と環境。環境負荷の高い畜産の恩恵を受ける食事よりも、菜食主義の「ヴィーガン」がより環境に良いものと分かりました。ただ、環境への配慮を高めるなら十分ではなく、土壌汚染する農薬が含まれていないもの、CO2を排出する輸入品よりは地元産の野菜で。と人間のあくなき探究心や向上心を全く否定はしないものの、どうやら「環境に貢献しよう」という想いをひたすら突き詰めると、個々の経済的事情や実現性とはついに分断され、多くの人が少し取り残されてしまうような感じがあるんですね。
エコファーとリアルファーの話でも触れたのですが、SDGsを話す時に難しいのは具体的に何をするかという話ももちろん重要ですが、各人の主義やエゴに結びつく部分と、環境に結びつく部分(もちろん経済も)は複雑に絡みあっている場合もあるので、それを自分なりにほどいて解釈するというスタンスが一番重要な部分なのかなと考えています。
筆者の考え
筆者は元々肉を食べるのがあまり得意でなく(そのせいで身長伸びなかったのかも)、特に一人暮らしを始めて以降肉を食べる頻度が減りました。そのため自然と菜食主義に近いようになってしまったのですが、たまに肉ならではのたんぱく質を欲する時があるので、菜食主義とは言えません。個人レベルでの取組で重要なのはあまり「主義」にこだわらず、無理なく自分の健康と相談しながら実践するということだと思います。
Point!
● 環境負荷を理解し、たまに菜食を取り入れるなど興味を持って楽しむ
● それによって自分の身体の感覚や健康にどう変化が起こったか観察する
● 良ければ続ける、あるいはたまに取り入れる、など自分に合ったオーダーメイドでエシカルな食生活を身に付ける
【「SDGsを考える」過去連載】 <次回は11月2日(月)頃を予定>
Vol.1 【SDGsについて考える】エコファー、リアルファーはどちらがサスティナブル?
ここまでお読み頂きありがとうございます。ご意見・ご感想参考にさせて頂きます。
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文責 : 武田 美樹 / Tailor Bijouxオーナー兼デザイナー
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